84年前の少女たちが「今の女子高生と同じ姿」と衝撃走る

84年前の日本を撮影した動画に映った女学生と思われる少女たちが、現代の女子高生と変わらないファッションをしていると、ネット上で話題になっている。お下げ髪こそ古風だが、セーラー服や膝丈のプリーツスカートにタイツ姿で目いっぱいオシャレしていることが分かる。

この少女達が映ったのは「JAPAN LAND OF THE CHERRY BLOSSOMS」というモノクロ映画。2012年にオランダのミハエル・ロジェさんが「1932年の日本の映像」として、YouTubeにアップした。「女学生」たちは2分48秒〜54秒にかけてカメラの前を通過している。

1932年といえば、昭和7年。日本は深刻な昭和不況からは立ち直りかけていたが、軍部の発言力が増大。犬養毅首相が殺害される五・一五事件が発生したほか、日本軍の占領地域に満州国が建国された。ドイツではナチスが第一党に躍進するなど、第二次大戦前夜の不穏なムードが世界中に漂い始めていた。

そんな中でも人々は、日々の生活を楽しんでいたことが分かる貴重な動画。ただし文字が鏡文字で映るなど、映像は左右が反転している模様だ。

まさか、この少女たちはタイムトラベラー?「時をかける少女」だったのか?

ここでネタ晴らしをしたい。まず女子高生の着ているセーラー服であるが日本での歴史が古く1921年(大正10年)に福岡女学院が採用したのをきっかけに全国の女学生に広まっている御嬢さん学校ではポピュラーのもの。着用している黒タイツもこれも戦前に女性の間で大流行し、今も女性が着用する「バルキータイツ」の一種ではないかと思われる。

そう・・・彼女らはタイムトラベラーではなく当時の普通の女子高生だったのである。セーラー服もバルキータイツは21世紀でも健在のためやや浮いて見えるが、女性のファッションセンスはあまり変わっていないという貴重な資料である。